- ネットワーク接続機器
- サン電子㈱
「TLC-G1000M」(親機)
「TLC-G1000T」(子機)
TLC(TV Line Communication)とは、テレビ受信用に使用している同軸ケーブル(TVケーブル)を利用してネットワークを構築しデータ通信を行うシステムです。同軸ケーブルの配線があれば、LANケーブルの配線が困難な場所や、障害物のために無線通信が出来ない場所でも、通信が可能になります。 ※TLCとはサン電子㈱の独自の表現です。
製品特長
- TLC-Gシリーズは最大通信速度330Mbps(TCP )、450Mbps(UDP)の高速化を実現。(1対1での通信)
- 子機本体背面にLANポートを2端子設置することで、2つのネットワーク機器をスイッチングHUB無しで接続することが可能です。
- 既存の同軸ケーブルをそのまま利用できますので新たにLANケーブルの配線が困難な場所に効果を発揮します。
- イーサネット信号(1000BASE-T/100BASE-TX/10BASE-T)をテレビの同軸ケーブルに伝送可能な形式(TLC信号)に変換します。
- 伝送周波数は2~60MHzを使用します。
(ケーブルテレビ双方向サービスとの併用はできません) - 機器のノイズ規制に関するVCCIにおいて「VCCIクラスB」及びテレビ受信システムに関する電波漏洩基準においては、JEITAの定める「HSマーク(ハイシールド)」を取得することで高い信頼性を実現。業務用設備のみならず、ご家庭にも安心して設置いただけます。
- TLCモデムを利用したネットワークは親機:TLC-G1000Mと子機:TLC-G1000Tによる構成となります。
- TLC-G1000Mは、取付金具を用いることで木板等の壁面取付も可能な構造です。
- 親機と子機の接続は自動で行われます。子機同士の通信は禁止されています。※TLC-Gシリーズ以外の組み合わせでは使用できません。
TLCモデムの接続イメージ
同軸LANソリューションで高速化を実現
同軸ケーブルを利用して通信・ネットワークを構築するTLCモデムシリーズ(TV Line Communication:当社独自の呼称)として、新たに2~60MHzの伝送周波数を利用することで、最大通信速度330Mbps(TCP ※)、450Mbps(UDP ※)の高速化を実現しました。
※1対1での通信において。
同軸ケーブルを利用して、様々なシーンで活躍
LAN 2ポートタイプ、AP・有線LAN接続に対応
本体背面にLANポートを2端子設置することで、2つのネットワーク機器をスイッチングHUB無しで接続することが可能です。
運用例
・アクセスポイントに接続して無線LANを利用
・ネットワーク対応のテレビに接続して動画視聴
・ノートPCでWEB会議 など
製品仕様
項目/型番 | TLC-G1000M [親機] | TLC-G1000T [子機] | |
通信方式 | G.hn | ||
使用周波数 | 2~60MHz | ||
変調方式 | OFDM方式 | ||
伝送実効速度 | 330Mbps(TCP)・450Mbps(UDP) ※1 | ||
最大登録台数 | 16台 ※2 ※3 | ― | |
接続端子 | 75ΩF型座×2 | 75ΩF型座×2 | |
1000BASE-T/100BASE-TX/10BASE-T×2 | 1000BASE-T/100BASE-TX/10BASE-T×2 | ||
MDI/MDI-X自動検知 | MDI/MDI-X自動検知 | ||
TV信号通過 損失 |
70~76Hz | 3.5dB以下 | |
76~3224MHz | 3.0dB以下 | ||
VSWR | 2~3MHz | 3.0dB以下 | |
3~60MHz | 2.5dB以下 | ||
70~3224MHz | 2.5dB以下 | ||
電源電圧 | AC100V:50/60Hz(ACアダプタ) | ||
消費電力 | 3.7W | ||
使用温度範囲 | 0~+40℃ | ||
寸法(mm) | 29H×143W×110D | ||
質量 | 本体:310g ACアダプタ:80g | ||
備考 | 子機間通信禁止 | 子機間通信禁止 |
※1 1対1によるPC-PC間の伝送速度
※2 マスタ(親機)1台に対してのターミナル(子機)登録台数
※3 登録台数が増えると通信速度が低下する場合があります。